『その言葉は罪』


封印すべき言の葉を
僕は何度も何度も
喉にまで詰まらせる

紡いではいけない言葉の羅列
愛しい貴女へ捧げたい本音

全ては罪だから…

そっと飲み込んで
貴女の気づかない間に心の闇に流してしまおう



失うべき心の葉を
僕は幾度も幾度も
瞳に泳がせて漂う

囁いてはいけない言葉の呪文
愛しい貴女へ差し出したい心

全ては罰のように…

そっと潰して
貴女の気づかない間に哀の海へ沈めてしまおう


僕はきっと罪人
貴女を愛してしまったその瞬間から…永遠に