『雨宿り風見鶏』


好きだという言葉を飲み込んで あぁ…
どうかこの運命に終止符を…

屋根の上に登っては 空を見上げた
どんな空の色になっても月が
俺を見下している気がする

このまま お前が現れなかったら
俺は一体どうなっていたんだろう
あぁ… 空を仰いで考えることは いつもいつも
同じことばかり
好きだという言葉を飲み込んで あぁ…
どうかこの運命に終止符を…
あぁ… 空を仰いで考えることは いつもいつも
お前のことばかり

好きだという言葉を飲み込んで さぁ…
どうか俺の手を掴んでくれ

お前の笑顔が愛しくて
お前の声が耳に残る
愛している あぁ… 切なく胸に残る
お前の笑顔が愛しくて
お前の香りが鼻を擽る
愛している さぁ… 刹那汲む涙の雫

屋根の上に登っては 空を見上げた
吹き抜けていく風の声が
俺を勇気付けている気がする

好きだという言葉を飲み込んで あぁ…
どうか雨宿りの心を終わらせて
好きだという言葉を飲み込んで さぁ…
どうか俺の手を掴んでくれ…