『向日葵にはなれない日陰草


どうか どうか せめてどうか
僕に愛情を与えて下さるなら…

優しく 優しく 優しく触れて
僕に微笑みを下さい


どうか どうか せめてどうか
僕に生きる勇気を下さるなら…

愛して 愛して 愛しい嘘を
僕に貫き通して下さい


怖くて恐くて 脅えています

苦しく辛くて 狂おしいです


だから


どうか どうか せめてどうか
僕に触れずに帰ってください

僕は貴女には勿体無い
ちっぽけな雑草です

太陽が眩しくて顔向けできない
情けない日陰草だから…


だから だから だから…


どうか優しくしないで

どうか どうか どうかせめて

優しい貴女を知らずにいたら
貴女を望もうとする愚かさだけは捨てきれたかもしれないのに…